本校は、関東大震災後の不燃の首都復興の一助として、鉄筋や鉄骨の建物を作る技術者養成のために、浅草の小学校を夜間利用して発足し、その後、蔵前高等小学校を夜間併用し、四年制の工業学校となりました。

　戦争中には、多数の技術者育成の要請もあって昼間の工業学校に昇格し、現在の地に木造の校舎建設を始めましたが、東京大空襲で焼失、その後は近隣の小学校や蔵前高等小学校で補習授業を継続し、現在の工業高校制度になってから三回生位はそこで卒業して行きました。

　戦後は、いち早く諸先輩のご努力で復興が計られましたが、戦後経済のあらわれである小間切れ予算の結果、鉄筋・鉄骨・プロック・木造等が入り混じった校舎でありました。

　特別企画展では初めて独立校舎の建設となった旧校舎の復元模型、蔵工校舎のあゆみを解説したパネル展示と建築科梨本先生に作成して頂いた3Dパース映像を展示しています。

蔵工祭、学校説明会などで来校の際に是非ご覧になってください。