同窓会の皆様には、日頃から本校の教育活動に対しご支援とご協力を賜り誠にありがとうございます。

令和４年度、東京都立多摩工業高等学校より本校に着任いたしました釼持利治と申します。

　まもなく創立１００周年を迎える伝統ある蔵前工科高等学校に着任しましたこと、身の引き締まる思いでございます。本校の教育活動が、ますます充実・発展しますよう全力で取り組んで参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

さて既にご存知の通り、令和４年２月に東京都教育委員会よりSociety5.0を支える工業高校の実現に向けた戦略プロジェクト「Next  Kogyo   START  Project」が発表されました。専門高校として、高度 IT社会において東京の成長を支え、技術の力で新たな価値の創造等に取り組んでいく魅力ある専門高校に相応しい名称として、令和５年４月より、校名が「蔵前工科高等学校」（本校を含む１５校の工業高校が変更）になりました。産業界は技術革新やDXの推進など、大きく変化しており、本校においても、先端技術の教育環境を充実させ、社会の変化に対応した教育内容を進めてまいります。

コロナ禍による校内の感染症予防対策も４月より緩和され、ようやく学校行事等も通常開催に戻す準備を進めております。しかし、これまでコロナの影響で３年間、体育祭や蔵工祭などの伝統行事が中止となっていたため、過去の盛り上がりを知る生徒は無く、教員についても半数以上が未経験という状況となっています。今年度より、過去の資料を模索しながら伝統行事を立て直していきたいと考えております。同窓会の皆様にとっては、もどかしさを感じる面も多々あるかと思いますが、精一杯、生徒と共に蔵工の歴史と伝統を大切に引き継いでいきたいと考えております。どうぞ見守っていただければありがたく存じます。

なお、学校の様子はホームページで配信していますので、アクセスしていただけると幸甚です。

末筆になりますが、皆様のご活躍と、今後とも変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。